ボレボレ日記

マレーシアでの日常生活を気ままに綴ってます

産褥アマさんと私の28日間(16日目)

「育児は十人十色」

本日は産後から2回目の検診日、アマさんに同伴してもらい三人で病院へ赴いた。

極小サイズで産まれた我が子も、最近ではすっかり重みが増し、成長を実感する。

我が家に体重計が無いので体重の増え幅が分からない。なのでこの検診で体重測定をしてもらうのを心待ちにしていた。

小児科には色んな年齢の子どもたちが来ており、新生児と思える月齢の子どもも何人か見かけた。いずれも我が子より遥かにビッグサイズだ。中には「小学生か!?」と見紛うほどに大きなビッグボーイもいた。ロンパースを着て抱っこされているのを見れば、乳児だろうと推測するも、我が子の2倍以上はあったので驚いた。

検診では20日間で900gの体重増加、ドクターも太鼓判を押すほど順調な成長とのことだった。「ママの母乳が良いからだね」という言葉をもらって、ホッとしたのか涙が出そうになった。

最近めっきり涙腺の緩い。

と言うのも、ずっと自分の母乳育児の方法に不安を感じてきた。

低体重で産まれた我が子は母乳を吸う力が弱く、最初はどう頑張っても直接母乳を飲むことが出来なかった。当時は自分の飲ませ方に問題があるのだ疑わず、直接母乳を飲ませることに必死になっていた。時には一時間近くも格闘し、我が子と共にヘトヘトになったこともあった。泣く我が子を見て、自分も泣きたい気分だった。

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入院中は授乳の時間が憂鬱だった…

直接母乳にこだわらず、哺乳瓶でいいと自分自身で納得できたのは、産後2週間ほど経過してからだった。今思うと「母乳育児はこうでなければならない!」といった考えに縛られていたと思う。

だからこの日、ドクターからの言葉は「それでいい」と自分を肯定してくれている言葉として心に染みわたっていった。

子どもにはそれぞれ個性があり、その親にも違いがあり、育てる環境も同じではない。

「これが絶対だ!」という自分が作り出したプレッシャーにぐいぐい押されていた気がする。自分も我が子も、少しばかり平均から外れているかもしれないけれど、こうして順調に成長してきているのだから「間違っちゃいない」と私に自信を与えてくれた。