ボレボレ日記

マレーシアでの日常生活を気ままに綴ってます

産褥アマさんと私の28日間(8日目)

「怪しい香りに燻されて」

先日、サウナの後に実施すると聞いていた施術があったのだけれど、サウナ後の私の様子があまりに苦痛そうだったからか、知らない間にスキップされていたようだ。

改めて詳細を聞いてみると、どうやらそれは「よもぎ蒸し」に近いものらしい。

ただし実際にはよもぎを使うわけではなく、マレー古来の様々なハーブを調合したものを使うらしい。アマさん曰く、ハーブシャワーよりも香りが強烈で好みが分かれるとのこと。ハーブの類はハーブシャワーの時に経験済み、少々特殊な香りでも受け入れられると踏んだ。

 

準備が整ったところで実践。

よもぎ蒸しと違うのは、使用するハーブの違いだけではなく、その施術方法も一風変わっていた。ホットコンプレスの際に使用した河原石をアツアツに熱し、粉末にしたハーブを水で溶いた液体を石に掛けて蒸気を立たせる。石に熱せられたハーブ水が蒸気となって立ち昇り、濃縮されたハーブのエキスが身体を包む。よもぎ蒸しと同様に下半身の温めに効果があるという。

下着も取った状態で長い腰巻き布を纏い、熱せられた石の入ったボウルを跨いで立つ。熱した石から既に熱が伝わってくる。そこにアマさんがハーブを溶いた水を注ぎ入れた。凄まじい勢いで水蒸気となって立ち上るハーブの濃縮エキス。温度のコントロールが出来ないのでひたすらに熱い…。腰巻を少し浮かせて蒸気を逃すと温度コントロールが出来ると教えられたが、加減が分からず蒸気を殆ど逃がしてしまった…。

 

そして一気に立ち昇る強烈なまでのハーブ臭!

 

ジンジャー系の刺激のあるハーブが含まれていたようで、盛大にムセてしまった。

確かにこれは好みの分かれる種類の香りかもしれない。「次回も要望があればやりましょう」と言われているけれど、正直なところ次回のリクエストはないかもしれない。