産褥アマさんと私の28日間(15日目)
「今後のベビーシッターについて考える」
出産後も仕事を続けるというのは、妊娠する以前から決めていたことだった。
結婚・出産したからといって、仕事を辞める選択肢は私には毛頭なかった。
それに賛同しサポートしてくれるパートナーだからこそ実現出来ていることである。
別に仕事大好きなワーカホリックというわけではない。
それでも仕事を続けることを前提としていた理由は、家庭だけに留まり続ける生活が向いていないことと、社会との繋がりを失いたくないという強い思いがあったからだ。
だから産後にアマさんを雇うという選択は当然の流れであった。
今回お願いしている産褥アマさんは、産褥期に特化したケアを行うアマさんで、産後のボディマッサージなどのオプション料金が実際のサービス料金の半分程度を占めている(詳細は不明だが、Nannyの相場料金と比較するして判断する)。産褥期を終えた後は産褥ケアは必要ないので、通常のベビーシッターを雇うことになる。
そこで、私達が次に必要なのはベビーシッター探しだ。
産後に子育てをしながら復職する人たちは、たいてい次のうちのどれかを選択することになる。
①ナーサリー(託児所)に預ける
②ベビーシッターの自宅で預かってもらう
③住込みのベビーシッターを雇って自分の自宅で面倒を見てもらう
④子守を兼務できるメイドを雇う
コロナの影響から自宅勤務を続けており、産後も自宅勤務を続ける私にとっては、外に子どもを預けるというのは優先度の低い選択しだ。加えて最寄りの託児所では、コロナの影響で0歳~3歳までの乳幼児のサービスを一時中止していた為、①の「託児所に預ける」という選択肢は選択不可となってしまった。
とは言え②の「ベビーシッターの自宅で預かってもらう」についても状況は託児所とほぼ同じだ。ベビーシッターの自宅に毎朝子ども送り届けなければならないことを考えると、自然と選択肢から消えた。
最有力候補が③の「住込みのベビーシッターを雇う」で、当初から住込みベビーシッターを雇うことを考えてきたのだが、調べれば調べるほどにその手順は複雑で、思った以上にコストも掛かるということも分かってきた。実際にはコロナの影響で、ベビーシッターの雇い入れを仲介するエージェントが休業状態ということも分かった。
そうして候補に挙がってきたのが④の「メイドを雇う」ことだった。
ベビーシッターを見つけるにあたっては、とにかく出来る限りの手を打った。迷惑だとは思いながら、あらゆる人に連絡し、少しでも可能性があれば情報提供してもらいたいと声を掛けた。
ギリギリの状態で産褥アマさんを手配できたのと同様に、今回も周りの人たちに助けてもらい、何とかアマさんの候補を得られるに至った。この時期にベビーシッターを見つけられたことはラッキーの一言に尽きる。
本来は経験豊富な人を探していた為、Facebookを利用して個人的に雇用する方法も検討した。しかし結果として、ベビーシッターの経験は殆どないメイドを雇うことに決めた。決め手になったのは産褥アマさんのアドバイスだった。
「ベビーシッターを探すよりもメイドを雇って教育した方が良い」という言葉だった。
メイドであれば費用も安い上に探しやすい。もちろん子守についての専門的なことは期待できない。
しかしながら今回は産褥アマさんが「子守についての基本的なことは、自分がいるうちにメイドに引継ぎする」と教育係を買って出てくれた。
そして丁度タイミングよく、仕事を探しているメイドを紹介されたのである。
(このベビーシッターについては、今後お世話になることになると思うので、その日々を後日紹介していきたいと思う)