ボレボレ日記

マレーシアでの日常生活を気ままに綴ってます

産褥アマさんと私の28日間(19日目)

「優先すべきは我が子」

産褥アマさんが来てから2週間以上が経過し、産褥ケアサービスの殆どを経験した。

各種ケアメニューがある中で、産褥ボディマッサージだけが唯一最後まで残った。

実は当初私が申込したパッケージプランでは、マッサージは週4回と決められていたのだが、あまりの心地良さに差額分を直接アマさんに支払するので毎日やってくれるように直交渉した。追加料金RM200で、週4回のマッサージが週7回に増えるのは破格としか言いようがない。

こうして毎日マッサージを受けるのが日課となった。

前述の通りマッサージはみっちり一時間ほど掛けて全身をマッサージしてくれる。

当然ながらその時間はアマさんも私も手が離せなくなるので、我が子が寝入った隙をみて行う必要がある。当初産まれて2週間だった我が子は体力もなく、食欲よりも睡眠欲が勝っている状況だった為、マッサージ時間を確保することはそれほど難しいことではなかった。ところが数日単位で我が子はメキメキ体力をつけ始め、日中に起きる時間も長くなってきた。それによってマッサージ時間を確保することが難しくなってきた。

 

マッサージの途中で泣きだしたりグズったりするので、一時中断せざるを得ない。

泣いている我が子を放ってまでマッサージを受けるわけにもいかないので、すぐにでも抱っこしてあやしたいところなのだが、なにせ全身がオイルまみれで容易に抱っこも出来ない。アマさんにお願いすることになるものの、こちらもオイルにまみれた手で、いつものように即座に対応することが出来ない。

そんな状況を狙ったように、マッサージの時に限ってグズるような気がしてならない。この日も開始から30分ほどした頃からグズり始め、泣き声と頻度が徐々にエスカレートしてきた。別室では夜間の授乳対応に疲れた仮眠中の夫が居たので「早くどうにかしなければ」という思いはあった。愚図る我が子を放って、自分だけゆったりとマッサージを受けているなんて、一体どういう神経か!という客観的な自分の声が脳内に響く。

夫は声を荒げるタイプの人ではないので、感情的になって何かを言うということは殆どない。それでも今回のことは我慢しかねたことだろう。直接は何も言わなかったものの、後で自分宛のLINEメッセージがあることに気が付いた。

「何わめいてん」と一言。

普段の夫からすれば、これはかなり怒り度の高い言い方であることに間違いない。実際にこれは私への怒りというよりも、赤ちゃんのケアを優先しなかった産褥アマさんへの不信感であったように思う。

とは言え、マッサージを依頼したのは私で自分自身に非があることは間違いない。

深く反省した出来事だった。